ABAP入門(2/10):ABAP構文
前回は、「Hello World」ということで一番単純なプログラムを作成しました。今回は、ABAPの構文について、ご説明したいと思います。
まずは、前回のプログラムをもう一度見てみましょう。

まず、最初のWRITEというのは画面等に出力ためのABAPの命令です。そして最後が.(ピリオド)で終了しています。これがABAPの構文の基本です。つまり、ABAPの命令からピリオドまでが一文として扱われます。
ABAPの命令とピリオドの間には、パラメータやオプションを記述していきます。
ここでは、'(シングルクォーテーション)で囲まれた部分がパラメータになります。'で囲まれた部分は文字列として扱われるため、Hello Worldという文字列をWRITE命令に渡していることになります。
次にコメントです。

このように、行の先頭に*(アスタリスク)があると、その行全体がコメントとみなされます。また、行の途中から"(ダブルクォーテーション)があると、それ以降がコメントとして扱われます。
次に、変数です。

ここでは変数を宣言しています。変数の宣言はDATA命令で行います。ここでは、変数text1、text2、numberを宣言しています。それぞれデータ型は固定長の文字列型、可変長の文字列型、数値型です。つまり、キーワードTYPEの後にデータ型を指定する書式です。
これらの変数に値をセットするには、

こうします。
文字列型には先ほどと同様に、'で囲った文字列を渡しています。当然ここに別の文字列型の変数を指定することもできます。
数値型には数値が入るので、'で囲まずに直接数値を指定しています。
後は条件分岐として、IF文もあります。

見たまんまですが、変数text1の値がThe numberの場合TRUEと出力し、そうでない場合はFALSEと出力します。
このように、ABAP構文はスクリプト言語並みにシンプルですので、他の言語の経験がある方にとってはとっつきやすいのではと思います。
ABAP構文の詳細は、SAPのヘルプをご覧ください。
REALTECH 藤川
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